【後編】ばつの悪い事情にはいつも蓋して 食わせ物のリアル

私はリエに話し始めました。

『今後の話をしなきゃねってことだったよね

　状況はいろいろあるけれど

　俺はリエの事好きなのね

　で・・・俺は付き合って欲しいと思ってる。

　だけどリエの気持ちもあるし

　いろいろと状況もあるし

　そういうのを話せたらなって思ってる。』

「うん　わかるよ　むずかしいよね」

『気持ち自体もさ

　一番慎重に行かなきゃいけないのに

　一番短い期間で好きになってて

　すっごく戸惑ってる。』

「私も同じだよ　まだデートも数回だもんね」

『酷いこと言ってしまうのかもしれないけど

　ひょっとしたらものすごく合うってことなのかもしれないし

　嫁にひどい扱いを受けすぎてて差し出された優しさが

　めちゃくちゃ眩しく感じてるのかもしれない。』

「うんうん・・・　でも私もこんなに短い期間で

　恋愛に落ちたことないし　何人か紹介されたことは今まであったけど

　誰も恋愛には至らなかったよ。」

『あとは・・・例えどんなに理想的な女性でも

　もし求められたとしても　俺の1番には娘と息子がいて

　これは絶対的な1番でなによりも優先させることになってしまう。

　でもこれは　お互い同じなのかな？とも思ってる。』

「そうだね～　私も同じかも」

『あと俺の離婚について・・・とりあえずはしないつもりです。

　でも再婚したいと思ったときには　またできる状況になったときは

　しようと思ってる。』

「いますぐどうこうってわけじゃないしね」

『で・・いろいろ前おきが長くなってしまったけど

　俺と付き合ってくれないかな？』

「いろいろあるよね　お互い・・・・

　これが　バツイチ同士じゃなければすぐにお付き合いできるのにね

　子どももいてあんまりデートもできないよ？それでも

　素ももも君はいいの？」

『もちろん　そういうことは一度頭の中では

　考えたことでそれでもお付き合いしたいと思ったから

　話したんだよ！』

「うん　宜しくお願い致します。」

『やった～』

「ほんとなんか不思議だね　出会って1っか月ちょっとなのに」

『うん　でも　前にも話したけど本当に楽なんだよ』

「私も楽～♪」

『そうだ　今日は泊まっていってくれるの？ｗ

　すっぴんみせてくれる約束じゃなかったっけ？ｗ』

「朝の九時までに帰ればいいんだけど　

　準備してないのでお泊りはやめときます。

　すっぴんみてその場で振られるのも嫌だしｗ」

『絶対そんなことないしｗ外見もかわいいけど外見だけで

　好きになったわけじゃないｗ

　そんなこと言うような奴に見える？』

「みえないｗ」

そこからは・・・・

まぁ～いろんなことを話して

5時ごろタクシーにのるまで見送りました。

ちゅ～すらしてません。

私ほんと童貞みたい。

帰宅語LINEで会話してると言われました。

「あと、一つだけお願いがありまーす」

『あいあい』

『なんでしょうか？』

「今度会った時に、ぎゅっとしてね♡」

うわあああぁああああ

超かわいい～～

私の彼女！！

のろけです。