家畜日記① 私は殺人者 事件

嫁の不貞が発見される前から

もちろん私は家畜のような扱いを受けていた。

それらもこのブログに記載していこうと思う。

 

【本文】

数年前のある日

いつものように起き

いつものように朝食を食べていると

鋭い金属製のピックを見ながら話しかけてきた。

 

 

嫁　「これどうしたの？」

私　『使った・・・・』

 

 

嫁　『なにに？　どうして？？？』

 

どこにも落ち度はなかったはずだ。

なぜこのような質問をされるのだろう？

 

綺麗に洗って食器乾燥用の籠にケガがないように下向きに片付けてある。

私が使用した金属製ピックの何が問題なのだろう？

 

めんどくさくて答えたくもなかったが

動揺しているように見受けられた　嫁に答えた。

 

 

私　『昨日の料理でにんにくをおろした時に使った。』

 

 

嫁　「・・・・・・・え？」

 

1～10までの行動があったとすれば

1～10全て説明しないとわかってもらえないことが

非常に多い嫁

頭がいたくなる。

 

私　『にんにくをおろすと陶器の荒いおろしがねの間ににんにくが詰まる。

　　　それを取るのに爪楊枝を使おうと思ったが　日ごろ割り箸すら使うことを

　　　躊躇するエコ意識の高い君に対して爪楊枝を一瞬だけ使用し

捨てるのはいかがなものかと思いピックを使用した。

きちんと洗ったつもりだが　きたなかったかい？』

 

 

嫁　「だ・・・・大丈夫よ・・・・・ふぅ～」

 

 

 

 

 

 

腑に落ちない

エコ意識の高い嫁に敬意を払い

綺麗に片づけたはずなのに

なぜ警察官の尋問のような調査をうけなければならないのか？

『使った』だけではだめなのか？

そもそも洗って籠においてある時点で使ったことは明白だ。

それすら言う必要はないはず。

 

いや・・・

そうじゃないな・・・

使ったことは見ればわかる

そんな当たり前のことは彼女もわかっていたはずだ

 

最初の彼女の質問

『なにに？　どうして？？？』が重要なんだ！！

 

 

 

 

 

きっと・・・・

近所でアイスピックのようなもので刺された遺体が発見されたのだろう・・・・

 

そう　私は　疑われたのだ・・・

 

普段から虚言癖のある　ある種　頭のおかしい存在である私は・・・・

殺人者だと疑われたのだ・・・・

そうじゃなきゃあれほどの尋問の必然性が・・・・・

 

 

・

 

 

・・・

 

 

・・・・・・・

 

 

すごく嫌な気分でその日は会社に向かった。

 

殺人容疑がかけられた男

私は　素ももも